2021/12/07
‐繰り返しの重要性‐
ある冬の教育相談会
母 親:おはようございます。今日はよろしくお願いします。
塾 長:おはようございます。寒い中お越しいただき、ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
母 親:実は、中学生になる子がいるんですが、テストでミスが多くて困っているんです。テストのたびに、出来た、今度は出来た、と言って学校から帰って来るんですが、返ってきた答案は本人が言う点数より、10点15点と何時も低くて。どうしたら良いんでしょう。
塾 長:そうですか。本人もショックでしょうね。正負の符号の書き間違い。文字や次数の書き忘れ。解答の写し間違い、解答欄を間違える。例えば、そんなところですか。
母 親:はい、そうです。
塾 長:典型的なケアレスミスですね。
母 親:性格的な問題でしょうか。
塾 長:そうですね。勿論そういった面もありますが、大丈夫ですよ。何とかなると思いますよ。
母 親:本当ですか。どうすれば?
塾 長:基本の繰り返しです。数学で言えば、正負の計算、文字式、方程式、因数分解、平方根といった計算力を主とする分野を、ミスをしなくなるまで繰り返しトレーニングすれば、随分と違ってきます。
母 親:それだけで?
塾 長:何でもない簡単そうに思えますけど、そうじゃないですよ。思った以上に大変ですよ。小学生の例ですが、シューレでは授業の始めに100ます計算をしています。足し算から始まり割り算までを、各計算10回ずつ行っています。最初は5分、6分とかかっていた子が、半年ほどすると2分台、3分台になります。そうすると計算に自信がつき、小数や分数が混じった難しそうな計算問題にも、喜んで挑戦するようになります。繰り返しの小さな成功体験をたくさんすることで、自信もつきミスも減っていきます。シューレではこの冬、学習分野をピンポイントで絞った弱点克服講座を実施しています。受講して自信を付けて下さい。笑顔で3学期を迎えましょう。